私は白いお尻を守るショーツをずらし、ぬめ光るローターを瑠奈さんの膣口・・・の上に押し当てる。
「え、お、お嬢様!?そ、そこは、違・・・」
慌てた瑠奈さんがカチャカチャと手錠を鳴らす中、私はグッと力を込めて震えるプラスチックを押し込む。
「いっ・・・!ひあぁぁっ!」
瑠奈さんの手がコントローラーを固く握り締める。私の口元が緩んで笑みに満たされる。
直腸に潜り込んだローターは殆ど音が聞こえなくなる代わりに、瑠奈さんの身体を小刻みに震わせる。
「あはぁ。すごいわ、瑠奈さん。お尻も好きだったのね?」
瑠奈さんの膣に中指を差し込むと、指の甲には異物感と鋭い振動が伝わって来る。
「はあぅ・・・違、違いますぅ!」
リズミカルな締め付けと熱いぬるぬるに包まれた指で、壁越しにローターを押し上げると、一段高い声を上げて
瑠奈さんの背中が跳ね上がる。
「でも、乳首が痛いのはすっかり忘れてるみたいじゃない。気持ちイイって事でしょ?」
私の言葉に、瑠奈さんは反論しなかった。
痺れそうな振動を受けながら膣内を指で掻き回すと、快感に染まった声が瑠奈さんから溢れ出す。
さらに親指を使ってクリトリスを刺激すると、瑠奈さんの膝が少しずつ間隔を広げていく。
「ふあぁぁ!ダ、ダメですぅ!そんなの、あっという間にイっちゃいま、ああぁうっ!」
裏返った声での報告を終えることも出来ないまま、瑠奈さんの身体はビクンビクンと弾んでしまう。
パタパタと液体を噴出しながら、受け入れている指を何度も締め付ける。
「あぁん!瑠奈さん、まだよ!もっと気持ち良くなって!」
最高の高揚感を感じながら、さらに人差し指を瑠奈さんの膣内へ滑り込ませて刺激する。
「あ、はぁ、ダ、メ・・・まだ、イってますぅ!」
全身を淡い桃色に染め、ガクガクと体をわななかせながら、悲鳴にも近い声で訴えてくる姿を見下ろしながら
私自身も膣から潤いが溢れ出しているのに気づく。
「ふふ。止めてもいいのよ? コントローラー持ってるでしょ?」
ぐじゃぐじゃと瑠奈さんの膣を指で蹂躙しながらお尻を叩く。
「でも、止めたら、お嬢、様に、嫌われちゃ、ますからぁ・・・」
「そんなことを理由にしてまで気持ちよくなりたいなんて・・・嬉しいわ。瑠奈さん。」
うねりにも似た興奮に包まれ、鼓動が、呼吸が、どんどん速まって来るのを感じる。
私は更にもう一つローターを取り出して瑠奈さんのクリトリスに当てた。
「あっは!無理ぃ!無理ですぅ!い、いぎぃ!」
それから数回指を動かしただけで、又しても絶頂に激しく身体をひくつかせながら液体で私の手を汚して、
そのまま瑠奈さんは床に倒れこんでしまった。
月光を浴びながら荒い呼吸で全身を上下させる瑠奈さんの傍らに屈み、頭を撫でる。
「素敵よ・・・瑠奈さん。輝いてるわ。」
ローターを止めもせず、余韻に身を任せる瑠奈さんの洗濯ばさみを外して、痛かったであろう箇所をさする。
圧迫され続けた乳首を優しく解すと、瑠奈さんがわずかに身体の向きを変えた。
「あ・・・はぁ・・・お嬢様・・・」
「痛かったでしょう?ごめんなさい。」
私の声に、瑠奈さんは赤い頬のままゆっくりと顔をこちらに向けて微笑む。
「はい。痛かったです・・・」
どこか鼻にかかったような甘い声が、私の脳を痺れさせる。
トランクから手錠の鍵を取り出し、瑠奈さんの両手を束縛から解き放つ。
力なく床に投げ出された手に握られたコントローラーのダイヤルをOFFにして、しっとりと汗ばむ瑠奈さんの
背中に頬を乗せる。
「瑠奈さん・・・私は、いつかこの家と戦うことになるかも知れない。」
「お嬢・・・様・・・?」
「でも、もしそうなったら、私が瑠奈さんを雇いたいの。アイツらなんかに、渡したくないから・・・」
どういうつもりでそんな事を言ったのかは、私自身にも解らなかった。
「わたくしは、家族で争うような・・・そのような日が来ないことをお祈り申し上げます。」
力を失っていたはずの手が、そっと私の肩に添えられる。
「そう、よね・・・ごめんなさい。今のは忘れて頂戴。」
自分の質問の意味も、瑠奈さんの回答の真意も捉えることが出来ず、落ち着きを取り戻した背中の上で、
私はそっと溜息をついた。