Jack-o'-Lantern comes to her e   その7★

 

 

「ふぅ・・・で、氷音先輩、このおっぱいは何カップあんの?」
鳩尾に舌を這わせながら、理美ちゃんは優しく揉みしだいている胸の谷間越しに鋭い視線を投げ掛けてくる。
「え、えと、E・・・」
「いーーーーっ!??」
私が口にしたアルファベットを聞くなり、理美ちゃんが某特撮の全身タイツの怪人みたいな声を迸らせた。
「何で、何でや・・・ あの制服のどこにこれだけの大きさのおっぱいを隠してたんや。 あっ、四次元!?
氷音先輩の制服だけ、なんかそーゆーけしからん技術が・・・」
「お、落ち着いて、理美ちゃん。 そんなのあるわけないじゃない・・・」

冷静さを取り戻したのか、理美ちゃんは大きく溜息をつくと私の胸を平手でぺちぺちと叩く。
「えぇなー・・・」
「や、ちょっと、叩かないで、それ、やだ・・・」
小刻みに聞こえてくるその音が自分の胸から発せられてると思うと、そんな身体になってしまった自分が
なんだかすごくいやらしく思えてしまうから。

「えぇなー・・・」
「だから、突っつくのもダメ!」
指一本で押し上げられる感覚に、私は思わず両手で胸を庇う。
「もー、しゃーないなー・・・ あ。」
突然、理美ちゃんは顔を上げる。
大抵、こういう時の理美ちゃんはあまり良くない事を思いついた時だという事を、私は知っている。

「そっか、おっぱいはもうええっちゅう事やね。 そしたら・・・」
一旦起き上がり、理美ちゃんは私のスカートをそっと捲り上げた。
既に脚の間には理美ちゃんが座っている為、その動きを妨げる事が出来ない私は思わず顔を背ける。
「ふふ。 氷音先輩、お尻上げて。」
それが何を意味しているか、今は壁しか見えていない私の頭に熱い血液が上ってくる。
嫌じゃないけど、恥ずかしくない訳じゃない。
不本意とはいえ見られたことがあっても・・・ 恥ずかしい事に変わりはない。

「大丈夫やって。 な、氷音先輩。」
「うぅ・・・」
優しい微笑みに乗せた甘い声が、私の気持ちを揺さぶる。
ほんの僅かだけ腰の下に空間を作ったその瞬間に、待ちわびていた理美ちゃんの手が差し込まれた。

するりと、理美ちゃんの指先が、一枚の布を引き連れて腰から脚の方へ流れて行く。
・・・と、思ったら、お尻から抜けたあたりでそれがピタリと止まった。
「うわ・・・ 氷音先輩、ぱんつぬるぬるなってる。」
「え・・・」
言葉の内容を理解できてしまい、さっき頭に上って来たばかりの血液が音を立てて沸騰した。
「り、理美ちゃん! そんな事言わないでよ!」
「わ、わぁぁ! 氷音先輩、ごめん、暴れんといて!」
必死で脚を閉じようとしても、ただ太腿で理美ちゃんを締め上げるだけにしかならない。

「痛い、氷音先輩、堪忍やって!」
「あ、ご、ごめんなさい・・・」
一段高い声にハッとなり、顔を顰める理美ちゃんを見上げる。
「そない暴れるんやったら、ウチにも考えがあるで、氷音先輩。 覚悟しいやー。」
「えっ・・・あっ!」
理美ちゃんは私の足首を掴んで持ち上げ、私の身体がちょうどL字になるような体勢にすると、ショーツを
膝の位置まで引き抜いた。

「さ、氷音先輩。 手で持ってええから、この姿勢でいてな。 でないと・・・」、
垂直になった私の脚の横からひょっこり顔を出した理美ちゃんが、今日一番悪い笑みを浮かべた。
「氷音先輩のおめこ触るウチの頭に、その足振り下ろすことになってまうで。」
「な、何それ!?」
「はい、よーい、スタート!」
理美ちゃんが手を放すと同時に、私は混乱しつつも自分の太腿をしっかりと両手で支える。

「ほーら、氷音先輩。 愛が試されるでー。」
「や、やーだー!」
私のお尻を両手で撫でながら、理美ちゃんの身体が伏せると、その頭が私の股間に近づいて行くのが見えた。
熱くなっているそこに、理美ちゃんの息が掛かって身体が震える。
「あー・・・ 氷音先輩、めっちゃ溢れてる。 すごい・・・」
「やー! んんぅ・・・」
理美ちゃんの指が大陰唇をなぞり上げて、ぞくりと腰がわななく。
この脚の向こうで理美ちゃんが何をしようとしているのか見ようとしても、手を離すわけにはいかない。
気になって仕方が無いという事が、さらに私の心を妖しく燃え上がらせてくる。


 

 

 

 

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